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ツユノフウブツシ?

梅雨ですねえ。。。

それにしても今年の梅雨はよく雨が降りますねえ。。。

今日からしばらくは天気予報の傘マークは消えていますが、まだまだ梅雨明けとはいかないようで、スーパーエルニーニョの影響もあって、今年の梅雨明けも7月下旬以降になりそうです。

 

そんな梅雨まっただ中の6月中旬の休日、父の日の贈り物を届けがてら和歌山の実家に帰省してきました。

その日も朝から雨で、贈り物を渡してちょっとひと休み、なんとなく庭を眺めてました。

この時期、夜になると蛙の輪唱が大音量で聴けます。田舎ですね(笑)

 

。。。っていうか、これ眺めてました↓↓

 これ、「鎖樋(くさりとい)」っていいます。

このカップ状のものを鎖で繋いだやつを雨水がキラキラと輝きながら伝う様子を、ただボーっと眺めていると、なんとなく心穏やかになるというか、心癒されるというか、なんだか不思議な感覚になります。。。

 

この「鎖樋」、屋根に落ちた雨水を導く縦樋の一種です。最近の縦樋は通常、パイプ状で雨水はパイプの中を落ちるだです。

対して鎖樋は雨水が鎖を伝うように地面(排水口)に落ちていく様を目で楽しむことができる日本発祥の建材です。四季のある日本の季節や情緒を感じさせてくれる建材として、古くから日本の建築に寄り添ってきました。

鎖樋は日本の建築様式の一つである数寄屋造りに用いられたのが始まりとされています。

因みに、数寄屋ってもともとは、安土桃山時代の茶人が考案した小さな茶室のことです。形式美を嫌った当時の茶人たちが素朴な材料や技術を使って建てた茶室です。

鎖樋も自然の営みの美しさを取り入れながら実用も兼ねています。

先人達の情緒豊かな感性で、自然と上手に付き合う術を心得ている様子が感じとれますね!

 

仕事の日の雨はNGですが、さして予定もない休日なら、たまには雨水のキラキラを眺めながらボーっとするのも悪くないって感じでした。

これも、いわゆるひとつの季節の風物詩なのでしょうか。。。

 

もちろん、被害が出るほどの集中豪雨やゲリラ豪雨は問題外ですが(汗)

 

 

 

 

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