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堀田 郁代 自己紹介

金箔屋さんのTV(とゲーム)の楽しめるギャラリーのあるLDKリノベーション!完成しました^^

あったかいけど、紛れもなく師走のまっただ中、今日は朝から御池通りに面した老舗の金箔屋さん、堀金箔様ギャラリーのあるLDKリノベーション工事のお引き渡しでした。

今回のリノベーション、ポイントは二つありました。伝統的建物続き間に設けられたキッチンレイアウトを奥さまスタイルに使いやすく、がひとつ、

もう一つが、玄関廻りの空間を何れは土間扱いのギャラリーとして使えるようにデザイン的にも整理したい奥様と、お客様をたくさん呼んでTV(もちろん大画面)を楽しみたいというご主人とのせめぎ合い。。。

何れ、施工例のお写真としてもUPさせて頂きますが、重厚な外観と老舗様の「重み」に負けない、というのが担当者の裏テーマ、土間上がりの巾木や玄関巾木の扱いや廻り縁のサイズ、古建具との取り合いなど、カメのごとき方針決定のスピードに大工さんに忍耐強くつきあって頂いたからこそ仕上がった、ほんまに感謝だらけの現場となりました。。ホール土間は紆余曲折の末ご決定頂いた三和土に古い束石が見え隠れする独特の素材感と、壁の淡いクリーム色の土佐しっくいがいいバランスで対峙して、横の小上がりの板間の部分はウォルナットでメリハリを付けました。壁際に設置して展示用にも、真ん中に固めて置いてテーブル替わりにも使える和風空間にもすんなり馴染む端正なシルエットのカウンターは、畳下収納とともに堀川の家具屋さんKNOTさんにお願いしました。

ギャラリーはあくまで下足エリアの想定なのですが、しばらくはここでご主人のくつろぎスペースかも。なんせ、大画面のTVの代わりに「存在を消すこともできる」スクリーン+プロジェクターでTVがみられる特等席。担当の石原までうれしそーな顔で笑ってますが、今日びのプロジェクターの性能恐るべし、結構クリアな画像が楽しめます。

この応用の利きそうな方法、襖と障子にホンモノのチカラを吹き込んで下さった表具師中島さんとのお話の中で生まれました。和室床の間には金箔屋さんならではの黒箔のアクセントウォール、最近はクロスでも良く出来た似たようなテイストのものもありますが、何というか独特のはかなさを閉じ込めたゆらぎみたいな耀きはホンモノにしか出せない表情です。。箔をこういう扱い方もできるのかあ と、ここにこれをもってこられる奥さまの感性と度胸に感謝&拍手!でした^^

この現場もはじめ、今年いろいろとお手間をかけてかけたぶんせっつかれ、夢にも何度かご登場頂いた敏腕監督TくんとS工務店のみなさま、有り難うございました!

 

予告しておきます、引き続き大変ですがよろしくお願いいたします~^^

おまけ。今回、リビングにカーペットの部分敷きを採用頂きました。下地はこんな感じ。

切りっぱなしで貼り付けるだけの接着工法よりも御値段もかかりますし、厚みの余裕も十分に見ないといけないなど、多少ハードルは上がりますが、ふかふか具合はまったく別物の価値が得られます。最近のカーペットは防蟻処理もされており、ウールなら遊び毛と一緒に汚れもはき出すので、そこそこマメに掃除機をかけてあげれば清潔に保ちつつ風合いも長持ちします。今回、ご主人のTVに勝るとも劣らないこだわりポイントだったのですが、居心地の観点からこれは価値があるなあ と再認識致しました。皆様も床仕上げの選択肢に是非カーペットもご検討下さい!

 

 

 

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