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最近読んだ本

2014/04/17(木) 日々のこと

最近読んだ本。

この3冊を読みました。

安生 正の「生存者ゼロ」を読んでいた時にアフリカで

エボラ出血熱のニュースが流れてきたときに読んでいましたので

よりリアルな感じがしました。

結末は意外ですが、息をつかせない運びに満足です。

 

池井戸 潤の「ルーズベルトゲーム」はご存じ半沢直樹の原作者で

一番面おもしろいゲームスコアは、8対7だといったルーズベルトの

言葉からできた本で、都市対抗野球の公式選をベースに書かれています。

この作者は半沢直樹ではありませんが、ひとりひとりの顔がはっきりと

本を読み進めるうちに見えてきます。

「倍返し」ではありませんが、文中にでてくるキャストが反骨精神を

持っているのが痛快ですね。

 

吉田修一の「横道 世之介」は青春小説とありますが、十代のころの

うれし恥ずかしのなかに40歳になった分別と事実が協和していて、

こんな話のすべりこみができるのだと感心しました。

また好きな作者ができました。

今後も楽しみにしています。    大藪

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