スタッフブログ

海を渡る蝶

2015/12/11(金) その他日々のこと

今朝はすごい風が吹いていましたね。

もう師走だというのに、急に寒くなったり、暖かくなったりで、目まぐるしい天候の変化です。

体調管理には十分ご注意下さいませ。

 

ちょっと前の話になりますが、9月の初旬に和歌山にある家内の実家に帰省しました。

実家にはちょっとした庭があって、帰省した時期はちょうど藤袴が花をつけるころでした。

その藤袴の花の周りをなんとも綺麗な蝶が飛び交い蜜を吸っていたので何となくスマホで写真撮影。

 

その写真がこれです↓↓↓

 

 

羽を広げるとこんな感じです↓↓↓

 

最近になって、この蝶のことが、またまたなんとなく気になりちょっと調べて見ました。

 

この蝶「アサギマダラ」という蝶で、なんと!日本で唯一国境を越えて「海を渡る蝶」なのです!!

 

春、暖かい地域で生まれた世代の蝶達が、涼しい地域の高原地帯などへ、群れで海を渡る大移動を行い、次の世代の命を育みます。

秋、次の世代が暖を求めて、親世代が生まれた地へ、これまた大移動します。そしてまた次の世代の命を育みます。

愛好家ネットワークによるマーキング観測によると長野の高原から台湾南西部の島まで2000キロ以上にも及ぶ「大渡り」に挑んで成功した強者もいるそうです!

蝶の寿命は4ヶ月程度で、飛べるのは羽化後の10日間前後です。この蝶達は10日間で1000~2000キロにも及ぶ「渡り」を完遂し、次の命を育みます。

当然、一世代は片道飛行です。にもかかわらず、同じ時期に、同じ場所を目指し、迷うこともなく大移動を行うメカニズムは解明されておらず未だ謎らしいです。きっと天候を読み、風を味方に付けることができる、超能力があるのでしょう。

。。。蝶だけに「蝶能力」(^^;)

和歌山の実家で見かけたアサギマダラ達は庭の藤袴の蜜で腹ごしらえをして台湾や中国へ渡海する準備をしていたのでしょう。

NHKなどで特集番組なんかもやっていたみたいなのでご存じの方も結構いらっしゃるとおもいますが、自分の身近なところにこんな凄いヤツがいると知って、ちょっ嬉しくなりました。(^^)

 

小さな命の営みから元気をもらいました。

 

また来年、この蝶達の孫世代に再会できたら報告します!

 

 

 

 

 

 

 

 

記事一覧|2015年12月

1ページ (全2ページ中)

ページトップへ