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堀田 郁代 自己紹介

セミナーシーズン~間接照明と「サローネ」

こんにちは、プランナーのほったです。

暑い暑い夏のはじまり、あたくしたちにはインテリアや建材などの新作発表などで

とりあえず情報を仕入れに走り回るシーズンでもあります。

照明器具も春から夏へ、各メーカーが相次いで新商品と新カタログを発表されます。

最近はLEDの普及により、あかりのかたち・「照らし方」から

そこの場所での「過ごし方」の提案に至る「新情報」が

毎回リリースされるため、できるだけ直接足を運ばないと安心できない昨今なのです。

写真は大阪本社の大光電機さんでの一幕。

あかりの「かたち」が ここ数年で一番変わったと思われる

建築化照明もしくは間接照明と 壁の仕上げ材の関係をディスプレイされてました。

意図された角度から光が当たったときのタイルの凹凸・色の見え方・

テクスチュアのおもしろい壁紙がみせる表情なんかがとても分かり易い。

受ける壁の色を濃くすると、リバウンド光での明るさを狙うには

勝手が違ってくるのも良くわかります、

逆に言うと素材の凹凸だけを際だたせることもまた可能なのかな・・

 

もう一つ。 

見本市、企業が最新のデザイン・機能の商品もしくは商品化前のものを

デモンストレーションする展示会。

その、住宅関連としてはおそらく最も有名で規模も影響も大きい

「ミラノ・サローネ」(サローネ=Salonが毎年4月にイタリアで開催されています。

日本のデザイナーや TOTOやパナソニック、SEIKOetcといった企業の参加も見られ、

商品自体はもちろん、展示の仕方のデザインも趣向が凝らされ、

毎年、雑誌やセミナーなどで覗くその姿は心躍るもの。

展示は家具・家具材料・隔年で照明とキッチンなど 住環境に関係する巨大な本会場での展示とは別に、

フォリ・サローネ(out of fair)と総称される市街イベントがあります。

歴史ある町並みや建築さえも舞台に、

イタリアらしくアパレルメーカーとのコラボも入り交じり繰り広げられ、

期間中ミラノという街に37万人もの人々が 

実際に足を運ぶ理由を生み出す独自のシステムとして、

定着しているようなのがまた凄い。。

毎回少し先をいくトレンドが発信されており、実際確か3年ほど前会場を見られた方が、

これからこれがはやるのよ!!(はやる??)と、

「報告」されてたセラミックカウンターは 実際リクシルキッチンの高級カウンターとして人気になってます。

今回TOTOさんのセミナーでは、

加古川と奈良でリフォームをされている業者さん目線のパネルトークでの報告でした。

面白いなと思ったポイントが。

撮影OKだったスライド=写真の写真なので、わかりにくいですが、

洗面所にクローゼットを組み合わせた 

グルーミングルーム的な空間提案が多く試みられていた とか。

このスタイル、今までも海外の「本」とかでたまに見かけたりはしていましたが、

それがここで「多く」提案されていたということは、

新しい空間の使い方として定着してくるのかも・・?

実際、少し豊かな生活空間として、便利な面もありそう。

洗濯やキッチン、物干しスペースなんかの導線にもそろそろ

新しい展開があってもおかしくないのかもしれません。。

最後に。お裾分け頂いた写真の中ですてきだなあと思ったスライドです。

建物がレトロなのにモダンなコーディネート。こんなワークスペースしあわせだろうなあ。。。

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