スタッフブログ

ラコリーナ のこと。 

堀田 郁代 自己紹介

以前、エコの為の壁面緑化とか屋根緑化とか言うコトバが今ほどメジャーになってなかった頃。タンポポハウスっていう愛称の東京に実際に建てられたという住宅の写真を見て、強烈な印象を受けました。これ、タンポポ咲く季節ってどんな感じになるんだろうという興味はもちろん、単純に、絵本のような発想が素敵だなあと。自邸でこの素敵な絵本的妄想を現実世界に引っ張り出された建築家さんの名前は、藤森昭信氏。1995年のことでした。

滋賀県は近江八幡の地平線見えそうな田園地帯の湖よりに、八幡山に連なる丘陵地帯があります。そこに新たな森を育むように忽然と現れる、バウムクーヘンのたねやグループの本社施設を組み入れた建物が面白いって噂を聞きつけ行ってみて、あ、これは藤森さんだったんだ・・・と、タンポポハウスを久々に思い出しました。

アスファルトではなく、おそらく三和土?のような有機的なぼんやりした肌をもつガレージから垣根をくぐると、いきなり広がる景色はこんな感じ。初めて訪れたときは、できたてバウムクーヘンのカフェが目玉のこの施設だけが完成していました。

判りにくいですが、屋根のてっぺんには樹木が植えられています。潅水システムが常時作動し、自然のカタチを宿す柱に支えられた深い軒を覆う屋根からは時間に寄っては水がしたたり、一回目に訪れたときは夏の始まりだったにも関わらず、ひんやり山の中のような空気が出迎えてくれました。

さて 中に入ると・・・ これは、是非実際に訪れて確かめて頂きたい、工業製品を一切(おそらく)使っておられない、自然素材を本当にふんだんに用いた空間がつくる澄み切った空気感。壁は全てしっくいです。窓廻りはロートアイアンで一個一個造られ、アンティーク風のガラスがはめられて、お日様の光に特別な表情を与えて中に導き入れています。(トイレの中まで写真に撮りたくなるぬかりないしつらえ。。)出来るだけありのままで使われた素材のチカラが、全てが生きていたんだなあという気配を宿す特別な場所を創り出しています。ベンチ一つとっても、歩き出しそうでしょう?

先日、その後どうなってるのかなあと気になって久々に訪れたら、上の写真では工事中のクレーンが映っているのが見えていた「その向こう」が出来上がり、更に裾野を広げる工事中。全ての建物が藤森ワールド全開?の動き出しそうなユーモラスなたたずまいで、歩くこと自体が楽しい場所でした。とりわけ、近江米の郷ならではの、こんな演出が素敵だなあと。

田んぼの美しさって、日常として記憶に沈めている人と、見たこともないとおっしゃる人と分かれるところでは有るかと思います。オドロキを持って目にするか或いは見慣れた懐かしさを感じるかの違いはあれど、田水を張った田んぼが一面に広がる季節の夕焼け、ただただ緑の波を奏でる季節の青空とのコントラスト、そして、黄金色の実りの季節と、年中通じて本当に「田んぼは美しい」のです。それをフラッグシップショップの中心に据えて大切に育てながら、訪れた人に日本の四季の美しさを実感させるなんて。。ただただ脱帽、な感じでした。

計算尽くされたランドスケープ設計の醍醐味自体を楽しみつつ、たねやグループの味覚を「自然の中で」楽しめる。。すでに何人もの友人に(たいがい知ってる!と言われるのですが)勧めてしまいましたが、もいっかい。

休日のお出かけに。本当にお勧めです^^

あたくし自身、この「森」のさらなる成長が楽しみで、また違う季節にお邪魔したいな と また思ってしまっております。。

 

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