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板東 護 自己紹介

ホームオフィスのつくり方

2020/02/26(水) 板東 護

「ワーク ライフ バランス」という言葉が注目を集める昨今、 テレワークを導入した企業も徐々に増加し、

ご自宅でお仕事をされる方も確実に増えてきました。

そんなライフスタイルの変化を踏まえ、集中できるホームオフィスについて考えてみました。

 

 

【在宅勤務する上での難点】

在宅勤務には、通勤時間を考える必要がなく、家庭の用事にも柔軟に対応できるといったメリットがあります。

その反面、「家事・育児」と「仕事」の境界線があいまいになりがちです。

納期が迫っているのにリビングのゴチャゴチャが気になって大掃除をしてしまったり、

子どもを寝かしつけている間に一緒にお昼寝してしまったり・・・。

他人の目が無いので、ついついソファでくつろいでしまうなど、気が緩んでしまうこともあるかもしれません。

また子どもが仕事道具を触ったり、大事な書類を汚してしまったりするリスクもあります。

「ビデオ会議中なのに寝間着姿の家族が横切ってしまう」なんてことも・・・。

 

そのようなデメリットへの対策が、理想的なホームオフィスをつくるカギとつながります。

 

それでは、弊社で施工させていただいたホームオフィスや書斎の事例とともに、集中できる空間づくりの

ポイントをみていきたいと思います。

 

 

◆仕事の場と生活の場を区別する

仕事の場と生活の場を分けることで、オンとオフの切り替えがしやすくなります。

独立した部屋があれば理想的ですが、それが難しい場合も少なくないでしょう。

その場合は、リビングの一角などにデスクやパソコン、プリンターなど必要な機器を置いて、

ホームオフィス『コーナー』として考えます。その際、カーテンやロールスクリーン、パーティション、

もしくは棚などで他のスペースと区切るように工夫したいものです。

お子様から目を離せない、スペース的に難しといった場合でも、視界を遮らない程度の棚で区切ったり、

ワーキングスペースだけ色の違うラグを敷いたりインテリアを変えるだけでも、気持ちのスイッチを入れやすくなります。

 

 【家族が集まる空間に隣接した事例】

ダイニングキッチンの一角に設けたデスクカウンター。

椅子を2つ並べても十分に余裕があるワイドな天板で、

ご夫婦で同時に使用することもできます。

後ろに誰かが横切ることもないレイアウトなので、

オンラインでの打合せにも最適な集中しやすい

空間となっています。

 

 

リビングに隣接するスペースに、デスク作業のできる

カウンターを設けました。

あえて一段床を下げることで、開放感を保ちつつゆるやかな

ゾーニングを実現。

シックなブルーの壁が落ち着きを感じさせる、作業に集中し

やすい空間となりました。

オフィスワーク以外にもお子様のリビング学習や、奥様の

家事など、家族でフレキシブルに活用できるスペースです。

 

 

◆収納を工夫する

リビングの一角につくったホームオフィスコーナーが整理整頓できていないと、リビング全体が散らかった印象に

なってしまいます。

リビングを広く使いたいからと小さめのデスクを選びがちですが、狭いと作業効率に影響するだけでなく、

デスク上が資料などでゴチャゴチャしやすくなります。必要なものを広げても問題なく作業できるように、

十分な広さを確保するのがおすすめです。

奥行きを取るのが難しい場合は横長にするといったように、部屋の形状に合わせたものを選択するといいでしょう。

 

 【デスク周りの収納を工夫した実例】

二階の階段ホールに書斎を設けた事例。

仕事に必要な書類をしっかりと片付けられるよう、

充実した収納を背面に設置。

PCや周辺機器、書類をすっきりと収めることができます。

デスク周りに適切な照明を設置し、作業に没頭しやすい

環境に。

 

 

玄関の横に書斎を設けた事例。

LDKとは廊下を挟んだ反対側に位置しているため、

家族が観るテレビの音やお喋りの声に煩わされることなく、

集中して作業ができそうです。

シックな色を基調とした大人のインテリア。

壁一面の本棚は本や資料をすっきり収められる頼もしい

収納量。デスク上の棚にはプリンターや周辺機器もすっきり

配置できます。

 

 

 

◆好みのインテリアでモチベーションアップをする

デスクや収納家具など、自分好みのデザインを厳選したインテリアは、モチベーションアップに一役買います。

ただし、他のスペースと隣接する場合は、全体でバランスを見ながら統一感を持たせるとおしゃれな印象に。

お気に入りのホームオフィスコーナーをお部屋のアクセントにしてしまう、欲張りプランです。

 

 

中二階に書斎スペースを設けた事例。

お気に入りのペンダントライトが印象的な空間。

ハンドクラフトならではの美しいフォルムは、柔らかな光と

影のコントラストで落ち着いた雰囲気を与えてくれます。

リビングと緩くつながりつつも、吹き抜けを渡る梁が

余計な物から視界を遮り、集中できる空間を確保してくれて

います。

 

 

オフィスの椅子はバランスボール!

対面で作業ができるデスクの椅子はバランスボール。

ホームオフィスならではのひねり技です。

姿勢が良くなり、腰痛改善・予防になるだけでなく、

以外にも作業に集中できるとのこと。

壁面にはリラックス効果のあるグリーン色を。

色の力も借りて、集中とリラックスで作業効率のよい

空間になりました。

 

 

 

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?

様々なホームオフィスのスタイルをご覧いただきました。

一口にホームオフィスと言っても、スタイルは様々。

完全独立型で集中できる環境、はたまたリビングと緩やかにつながる家族の気配を感じられるレイアウト。

さらに収納を充実させて空間の有効活用を兼ねる等々・・・。

お仕事内容やご家族構成、空間のボリュームなど、ご自宅の条件に合わせてベストな形を探してみてはいかがでしょうか 。

 

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