9月も下旬となり、やっと秋を感じ始めております。
秋といえば「食欲の秋」に「芸術の秋」という事で、兵庫県立美術館へ足を運んできました!
先日から開催の「リビング・モダニティ 住まいの実験」を楽しんできました。
いつもでしたら迷路のように区分けされる美術館がワンルームになっており、
14の世界各国のモダン住宅の設計図や写真、模型が、ズラリと展示されていました。斬新!!
老若男女・そして多国籍の方々が好き勝手なことを言いながら鑑賞する展覧会でした。
それぞれの生活スタイルがあるので、「このキッチンってどうよ?」とか「このお風呂じゃリラックスできない」とか、
「自宅のリビングというよりホテルのロビー?」とかカルチャーショックでした。
比較文化というと大げさだけど、身近な生活の国による違いが面白い展示構成でした。
ベッドのすぐ横にサッシは設置されているもののバスタブ(洗い場はない)が設置されていたりして、
湿度の低い国ならではの発想にもビックリ。
日本の住まいというと狭さをいかに克服するかのアイデアが素晴らしく、
コンパクトな中に高機能が詰めこまれているのが特徴ですが、欧米の住まいはとにかくスペースがハンパなく、
「掃除が大変そう」とか「家事動線としてこれはどうよ?」なんて思ったりもするんですが、
「メイドルーム」とか「乳母の部屋」なんてあって、豪邸の建築主は「そんなの関係ね~」なのをまざまざと見せつけられました。
そして「地震の心配がない国」「石造りの文化ゆえに開口部が限られていた国」にとって、
外の風景や空気を取り入れることがモダンだったということに、日本と異なる設計の自由が感じられて面白かったです。
日本家屋は昔から、障子と畳の組み合わせで、壁前面がなくなって庭を眺めることもできれば、
外気を家の中に取り入れることが可能でしたので「20世紀のモダン=日本の伝統技法?」なんて誇らしく思ったりもしました。
ラスト近くに日本家屋の紹介が。
世界が「これがモダン!」と言ってる中、日本は既に「昔ながらの」になってる&無機質でなく温かみがあることに誇らしくなりました!
最近は和室がないマンションや戸建ても増えていますが「和の暮らしも体験したら心地よさそう」と思ったりも。
帰りには秋空の下、美術館をグルっと歩きながら建物やオブジェも堪能してきました。
秋も始まったばかり。
今年の秋は、色んな秋を楽しみたいです!!
次は、「食欲の秋」ですかね~。
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