スタッフブログ

堀田 郁代 自己紹介

左官屋さんの床!

インテリア のような エクステリアのような・・・

皆さま、三和土って聞かれたことありますでしょうか?

真砂土とにがりと石灰をタタキ締めて施工された昔ながらの土間のこと。

京都は伏見の土が上品なベージュで 好まれるとか。

 

今、とても雰囲気のある町屋の建物の一角に 

ギャラリー兼土間リビングを設けたい!というお施主様の案件の

ご参考に、左官屋さんに 造って頂いた見本がこちら。。

あったかい土の質感はそのままに、

適度な堅さをもつ仕上がり。

ムカシの土間のスタンダードで、土の上にタタキ締めて仕上げるとのこと、

コンクリートのように 熱を吸収しないので

犬走りとかに使用すればお日様の跳ね返りを押さえてくれるので

夏にありがたい素材なのです。

ただ、今回、家具も置かれるかも、ということでもうひとつ

強度を高めるためにセメントを混入したものも

持ってきて下さいました。 それが こちら

右が コテで押さえた仕上げ

左は 表面を拭き取った仕上げ

少し粒子が細かくてモダンな感じですね。

個人的には 昔ながらの素朴な仕上げが好みですが

たくさんの方が出入りされる 屋内の土間仕上げとしては

此方の方がふさわしいのかも・・・

この左官屋さん、お寺などの伝統的な建物も日常的に手がけられるとのことで

何れの仕上げも 定期的なメンテナンスは欠かせないとか。

質感の素敵なモノは、愛情も手も掛けてあげないと、 なのでしょうか・・・

こと 家造りの素材については そう実感すること多々あり  です。。

 

さてさて この案件どうなりますやら。。

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